2013年03月22日
コーヒーの酸味VOL1
アロハ!焙煎人&サーファー 荒野です
今日は「冷めても酸っぱくない(スッパくない)珈琲屋」のオヤジが
コーヒーの酸味について語ります
◆「この店には深煎りコーヒーしかないと思った!」
以前こういう事を言われたことがあります(笑)
どうも「スッパい」と「酸味」を混同してるのかな?と。
◆コーヒーの酸味って、何なのだろう?
生豆には、クエン酸やリンゴ酸などの酸味成分が含まれています。
しかし、コーヒーを飲んだ時に感じる酸味は、生豆の酸ではなく、焙煎によって作られる酸味です。
焙煎をすると、豆に含まれている成分(クロロゲン酸や糖)が化学的に反応し、酸ができるのです。
焙煎の途中までは、焙煎をすればするほど酸味成分が増えていきます。
浅煎りのコーヒーが酸味を強く感じるのはこのためなんですね
でも深炒りの豆は、酸味は少なく、にが味が強いですよね。
これは、焙煎が進む中で、酸味成分が高温で分解されて、少なくなってしまうからです。
◆「酸っぱい(スッパイ)酸味」
酸味が苦手!という方の多くは「スッパイコーヒー」を
飲んだ経験がお有りでは?? もちろん僕もあります!
それはもはや「酸味」でなく「酸化したコーヒー」
もっと乱暴な言い方をすれば「腐ったコーヒー」ですね
購入した豆が既に酸化してたか?
保存の仕方が原因で酸化したか?
色々と要因はありますが・・・・・・
◆酸味は二面性?
生豆に含まれているクロロゲン酸はポリフェノールであり体には良いものであり、
コク、甘みを作り出すには欠かせない成分でもあります。
本来ならコーヒーの酸味は美味しい酸味のはずが・・・・・
しかし、甘みを感じ心地よい酸味も濃度に作用され
渋味を感じ不愉快な酸味に変わってしまうことも。
つまり甘み、コクとは誰にでも好まれますが
酸味は出し方?次第で美味しさを助長させることもあり、
味を損ねる原因にもなる二面性を持ち合わせている感じですね
中煎り~中深煎りコーヒーで美味しい!と感じる要素には
必ず酸味は含まれています
これは私がよく言う 「甘みを含んだ酸味」と「尖った酸味しか感じない酸味」の
違いだということをご理解いただきたいです。
ところで
劣化、酸化とは別で
鋭い、尖ったスッパい酸味・・・・・・これは生豆というより
焙煎人の「味つくり」に大きく左右されます
次回は焙煎によって どうにでもなってしまう!という観点で
お話をさせていただきます。
赤ワインを想わせるブラジリアンコーヒー
今月のコーヒー教室
200種類以上のコーヒーを栽培する「コーヒー・ガーデン」
「神々の島」バリ島オーガニックコーヒー
カメルーンコーヒーって知ってる?
モランゴ(苺)のコーヒー
今月のコーヒー教室
200種類以上のコーヒーを栽培する「コーヒー・ガーデン」
「神々の島」バリ島オーガニックコーヒー
カメルーンコーヒーって知ってる?
モランゴ(苺)のコーヒー
Posted by frestaplus+ at 17:56│Comments(0)│コーヒー
コメントフォーム